ジョイント式速読法の理論
● 脳の慣れ(可塑性)を利用
自動車で高速道路を時速100キロでしばらく走行した後、一般道路に入ると景色が非常にゆっくり流れるように感じます。これは脳が高速走行のスピードに順応して、情報処理能力を高めた結果です。このように脳は「可塑性」、つまり周囲の環境に柔軟に適応できる性質を持っています。速度トレーニングは脳のこの性質を利用したものです。
● 最初は読まずにみる
トレーニングではまず文字を「読む」のではなく「見る」速度をあげる訓練を行います。画面に高速で文字を表示させ、読まずに眺める状態で「見る」能力を高めていきます。
● 他の能力を連動させる
こうして「見る」能力だけをアップさせると「理解」「記憶」「感性」といった読むことにかかわる他の能力たちも、それに追いつこうと処理能力を高めます。その結果、それらの能力も次第に高速に慣れてきます。ただしこの時点では「見る」速さに他の能力は追いつきません。目に入ってはいるが全部は理解できないという状態です。
● 減速によって各能力を結合
こうして一定時間、高速状態での訓練を続けた後、今度は見る速さを中速まで落とします。するとある程度の速さに適応した他の能力が「見る」能力の速さに追いつきはじめます。「見る」「理解」「記憶」などの能力が結合し、見たものが解る状態になるわけです。この状態を訓練前と比較してみると、「読む」速度が格段にアップしていることがわかります。ほとんどの人が2〜10倍以上に読書スピードがアップします。